BMSGとちゃんみなによるガールズグループオーディション「No No Girls」は、数々の才能ある少女たちを発掘し、その成長過程をドキュメンタリーとして描きました。
その中でも、特に視聴者の心を掴んだ一人、MAHINA。彼女は最年少でありながら、その類まれな才能と、オーディションを通して見せた心の変化で、多くの人々を魅了しました。
この記事では、MAHINAが各審査でどのように評価され、どのように成長を遂げたのか、その軌跡を詳細に追っていきます。
オーディションの概要
MAHINAは、BMSGとちゃんみなによるガールズグループオーディション「No No Girls」に参加しました。
オーディションの応募条件には一切制限がなく、年齢、身長、体重などに関わらず、ガールズグループへの夢を持つ全ての人に門戸が開かれていました。
MAHINAは、7000通を超える応募の中から選ばれた30人の2次審査通過者の一人です。
「No No Girls」のコンセプトと3つの「No」
このオーディションは、従来のガールズグループオーディションとは異なり、参加者の「声」に焦点を当て、個性を重視しています。
アーティストに求められる3つの「No」として、「No FAKE(本物であれ)」、「No LAZE(誰よりも一生懸命であれ)」、「No HATE(自分に中指を立てるな)」が掲げられ、参加者は自己表現、自己理解、自己肯定を求められました。
MAHINAは、オーディション時15歳で、参加者の中でも最年少の一人でした。
3次審査:試練と成長の兆し
3次審査では、30人の参加者が6つのグループに分かれてパフォーマンスを披露しました。
MAHINAはDチームに所属し、椎名林檎の「本能」を課題曲としてパフォーマンスしました。
チーム内での役割や自身の課題・仲間との交流
Dチームは、一見大人しそうなメンバーが集まっているものの、内にはメラメラと燃えるような情熱を秘めていると評されていました。
MAHINAは、ダンス経験は9年と長いものの、自分自身のパフォーマンスに集中するあまり、周囲に教える余裕がないと悩んでいました。また、歌唱力においても課題を感じていました。
しかしチーム内では最年少とは思えないほど、積極的に意見を伝え、他のメンバーを鼓舞しました。
中間発表と追加審査への挑戦
中間発表では、ちゃんみなとSKY-HIから激励を受け、お菓子を渡されるなど、和やかな雰囲気の中で行われました。
そして3次審査の結果発表で、MAHINAは一旦落選となります。
しかし、ちゃんみなはMAHINAのラップの才能を見抜き、3.5次審査としてラップでの追加審査の機会を与えました。
MAHINAにとってラップは未経験の分野でしたが、このチャンスに挑戦することを決意しました。
ちゃんみなの期待とSKY-HIの支持
ちゃんみなは、MAHINAが「きっとラップがとっても上手なはず」という直感を信じ、追加審査を提案しました。
またSKY-HIも、ちゃんみなの判断を支持し、MAHINAの挑戦を後押ししました。
3.5次(追加)審査通過
3.5次審査の課題曲は、Rei©hiの「UCHIRA」でした。
初めてのラップに楽しんで取り組み、その才能を開花させました。
無事、審査通過。
3次審査では、自分の実力不足に悩み、自信を失っていたMAHINAですが、追加審査でのラップ挑戦を通して、新しい可能性を見出し、自信を取り戻し始めました。
4次審査:新たな才能の開花
4次審査では、3人1組のクリエイティブ審査が行われました。
MAHINAは、CHIKAとASHAと同じチームになり、作詞、作曲、振り付け、レコーディングなど、全てを自分たちで行い、曲を完成させるという課題に挑戦しました。
MAHINAは、追加合格という形で4次審査合宿に合流したため、他のメンバーより半歩後ろからの参加となりました。
チームメンバー
MAHINAと同じチームになったCHIKAとASHAは、福岡出身で同じ事務所の練習生経験があり、特にASHAは低音ラップを得意としていました。
作詞への挑戦と才能の開花
MAHINAは作詞・作曲の経験がなく、トラックを聴いてもメロディーが思い浮かびませんでした。
ASHAとCHIKAがすぐにメロディーを思いついたのに対し、MAHINAは「自分は大丈夫なのか」不安を感じていました。
また、自分のパートの歌詞を考える中で、「自分の時間を削ってまで私に教えてくれるCHIKAとASHAに申し訳ない」と感じていました。
しかし、作詞活動が進むにつれて、MAHINAは自分の考えを歌詞に落とし込めるようになり、新たな才能を開花させました。
チームでの葛藤と成長
チームの中で、ASHAはMAHINAに対し、「自分の歌詞にどういう思いがあるのか感情を入れて歌わないと雰囲気がない」「歌詞に対しての気持ちが見えない」「忘れるってことは自分の体に定着していない」とストレートな言葉で指摘しました。
これらASHAの言葉は、MAHINAの未熟さを指摘するものでしたが、同時に、MAHINAの表現力を引き出そうとする意図もあったと考えられます。
しかし、MAHINAはこの言葉をネガティブに受け止め、自信を失ってしまいました。
この時、CHIKAはMAHINAの気持ちを代弁し、「ラップですごい」と言われたMAHINAも、歌で評価されている中で心細かったのではないかとMAHINAの気持ちを理解しようとしました。
CHIKAはMAHINAの気持ちを理解しようとし、ASHAがMAHINAに厳しい言葉を投げかけたのは、NAHINAを思っての行動であることを伝えました。
そして、ASHAも言葉がキツくなってしまったことを謝罪し、MAHINAのために言ったことであると伝えました。
この一連の出来事を通して、MAHINAはCHIKAが心の支えとなったと強く感じたことやASHAの厳しい言葉も自分のためであったことを理解しました。
この出来事によって、結果的にチームの絆が深まり、再び前向きな気持ちを取り戻しました 。
この経験は、MAHINAにとって、チームワークの大切さ、互いを支え合うことの重要性を学ぶ大切な機会となりました。
4次審査本番
4次審査の本番では、CHIKAが作詞した歌詞にある「命かけて歌っとうったい」という博多弁のフレーズがMAHINAのパフォーマンスを後押ししました。MAHINAはこの歌詞を気に入り、自信を持って歌い上げました。
この歌詞は、MAHINAの内面にある情熱を引き出し、パフォーマンスに力強さを与えました。
この審査を通して、MAHINAは自分の内面と向き合い、表現者としての殻を破ろうと努力し、自分を信じることの大切さを学び、表現することの楽しさを感じ始めました。
この変化は、MAHINAが自己肯定感を高め、自信を持ってステージに立てるようになったことを示しています。
ちゃんみなはMAHINAについて、「もちろんまだちょっと素人って感じだけど、同時にきっと歌もうまくなってんじゃないかなって昨日感じたんですよ」と話しました。
また、「なんでこんなに幼い子からこんな言葉が出るんだろう。こんな雰囲気が出るんだろうっていうところが気になってしょうがない」とも評価しています。
これらのコメントは、MAHINAの成長を認め、その内に秘めた可能性に期待していることを示しています。
審査の結果、無事MAHINAは4次審査を通過しました。
4次審査を通じて、MAHINAはチームのメンバーとの交流を通じて、自分の弱さを受け入れ、成長することができました。特に、CHIKAとの心の交流は、MAHINAの大きな支えとなりました。
この経験は、MAHINAが単独で成長するだけでなく、他者との関わりを通して成長する重要性を理解する上で大きな役割を果たしたと言えるでしょう。
4次審査は、MAHINAが自身の才能を開花させ、成長を遂げる上で、非常に重要なターニングポイント となりました。
5次審査:課題と可能性の示唆
5次審査は、参加者がプロのアーティストとしての経験を積むための疑似プロ審査として行われました。この審査では、プロが制作した楽曲、スタイリストによる衣装やヘアメイクなど、プロの現場を体験することで、参加者の成長を促しました。
チーム分け
参加者は7人ずつの2チームに分かれてパフォーマンスを競い合いました。
MAHINAは、NAOKO、JISOO、KOHARU、MOMO、JEWELと共にBチームとして参加しました。
課題曲「NG」
課題曲として、ちゃんみなが自身の経験から「No」への反抗心を表現した「NG」が与えられました。参加者は、この曲のオリジナルメロディーと歌詞を作成しました。
MAHINAは、最年少ながらもラップの才能を開花させ、チームを牽引する役割を果たしました。
参加者は、この曲のオリジナルメロディーと歌詞を作成しました。
作詞とチームでの議論
MAHINAは、課題曲「NG」の歌詞作成に積極的に取り組み、チームメンバーと歌詞の意味について議論を重ねました。
NAOKOからは、MAHINAの歌詞の表現に対して「男の目線?」と指摘される場面もあり、独特な感性が垣間見えました。
チームメンバーへの配慮
作詞に悩むMOMOを心配し、声をかけ、優しさを見せました。
MOMOが、歌詞が書けないことでダンスに集中できないと悩んでいる時には、「MOMOに会いたかった」と声をかけ、励ましました。
また、KOHARUもMAHINAを心配し、「Yes! いいじゃん」と励ます場面もありました。
JISOOのサポート
声の調子が優れないJISOOに対し、「オンニ!ファイティン」と声をかけるなど、チームを支える存在として活躍しました。
JISOOは、ちゃんみなから「JISOOっぽい声で歌うなということはなくて、JISOOの声でたくさんの色を出す」という言葉に勇気づけられ、自分自身の声で表現することの大切さを学びました。
歌詞の表現と学び
MAHINAは歌詞の中で、「イチゴもバナナも全員フルーツバスケット」と表現しましたが、この表現について、ちゃんみなから「うまいねとはならない。例えではない」「説明を聞いても、そうならない」と指摘されました。
この指摘を通じて、MAHINAは例え話を使う際には、耳障りが良いだけでなく、内容がダイレクトに伝わるようにすべきだと学びました。
SKY-HIの審査評価
SKY-HIは、5次審査のパフォーマンス全体について、「みんなの本音をぶつけられているのに、それで楽しませられている自分がいる。自分の感情が今すごく高揚して、多分それで泣きそうになったんだなと」と述べ、感動を伝えました。
MAHINAの才能については、「めちゃくちゃかっこよかった」と高く評価しました。
さらに、「このまとまりと、このアレンジ力と、コレオもみんなで作って、素晴らしい才能に出会えているんだなというのを改めて感じるステージでした」と、チーム全体の才能と努力を称賛しました。
ちゃんみなの審査評価
ちゃんみなは、MAHINAについて「3次審査で1回落ちてて、3.5次審査で21人目として参加することになって、4次審査で入ったでしょ。すごく成長。ぐんぐんぐんぐんってしてる」と、目覚ましい成長を評価しました。
また、「MAHINAには結構驚かされました。『Tiger』歌ってる時小トラだったし、『NG』歌ってる時はラッパーだったし、ステージで遊んでいた」と、ステージ上での変幻自在な表現力を高く評価しました。
MAHINAの可能性については、「いろんな表情、いろんな声色を自由自在にやっているMAHINAを見て、ああ、まだまだ伸びるな」と感じたと述べました。
一方で、「ただ、自分がちょっと伸びすぎて、でもこれってMAHINAが伸びていけば伸びていくほど、実力もちゃんとつけなきゃいけない」と、さらなる成長への期待と、課題を指摘しました。
MAHINA自身は、ステージで披露することが本当に大好きで、ステージが好きだと語りました。
心の変化
MAHINAはプロのステージを体験したことで、アーティストとしての自覚を深めました。
そして、課題曲「NG」の作詞を通じて、自分の内面を表現することに磨きをかけました。
JISOO、MOMO、KOHARUなど、チームメンバーとの交流を通じて、互いを支え合うことの大切さを学びました
5次審査の結果
5次審査の結果、MAHINAは最終審査に進むことが決定しました。
このように、5次審査はMAHINAにとって、プロのステージを体験し、自身の才能をさらに開花させる上で非常に重要なターニングポイントとなりました。
彼女の成長は目覚ましく、最終審査への期待を高める結果となりました。
出典:ViVi
ファイナルラウンド:最終審査への道のり
最終審査は、Kアリーナ横浜という大舞台で、参加者たちがオーディション期間中に培ってきたすべての経験と努力を披露する場となりました。
この審査は、単なるパフォーマンスの評価に留まらず、参加者それぞれの内面の成長、変化、そして未来への可能性を示す重要な機会となりました。
ソロパフォーマンス審査
この審査では、各候補者が自身の個性を最大限に引き出すために、 ステージ演出からパフォーマンス構成まで、すべてを自らプロデュース しました。
参加者は、これまでの審査で得た学びを活かし、 創造性、表現力、そしてアーティストとしての独自性 をアピールすることが求められました。
MAHINAは、「青春」をテーマ に、多様なアイデアを盛り込んだパフォーマンスを披露しました。
彼女のステージは、若々しいエネルギー と 斬新な発想 に満ち溢れていました。
具体的には、ステージ上で飛び跳ねたり、ボールを使って遊ぶ様子を表現したり、絵を描くパフォーマンスをしたり、組体操を取り入れたり、線香花火を使用したりするなど、多彩な表現方法を駆使しました。
これらのパフォーマンスは、MAHINAの 豊かな感性と多才さ を示すものであり、観客を魅了しました。
このソロパフォーマンスは、参加者それぞれの内面と才能を深く理解する上で重要な要素となりました。
グループ課題曲「Drop」のパフォーマンス
参加者全員で、プレデビュー曲「Drop」を披露しました。
この曲は、非常に難易度が高く、特にリズムや音程の正確性が求められるため、多くの候補者が苦労しました。
「太鼓の達人でいう鬼レベル」 と評されるほどの難易度であり、参加者たちは発音や音程を正確に捉えるのに大変苦労しました。
このパフォーマンスを通じて、参加者たちはグループとしての団結力と、個々の能力の高さの両方を示す必要がありました。
ソロパフォーマンスでの表現
MAHINAは、「青春」というテーマを深く掘り下げ、自身の内面と創造性を融合させたパフォーマンスを披露しました。
彼女のパフォーマンスは、若々しさ、エネルギー、そして独創的なアイデアが組み合わさったものでした。
具体的には、ステージを遊び場のように使い、自由奔放な動きや表現で観客を惹きつけました。
多彩な小道具や演出を効果的に活用し、観客を飽きさせない工夫が凝らされていました。
グループ課題曲「Drop」への挑戦
MAHINAは、「Drop」の難易度の高さに苦しみながらも、持ち前の表現力と努力で楽曲を完成させました。
他の候補者と同様に、発音や音程で苦戦しましたが、最後まで諦めずにパフォーマンスをやり遂げるという強い意志を見せました。
チームのメンバーと協力し、互いに励ましあいながら、高難易度の課題を乗り越えようと努力しました。
母親との対話
MAHINAの母親は、娘について「3姉妹の末っ子で甘えん坊な面がある一方で、冷静な部分も持ち合わせている」と語りました。
また、「アドバイスをすると、自分のペースで理解し、それを着実に実行に移すことができる」と、MAHINAの自主性と成長力を評価しています。
さらに、3.5次審査でラップを始めたことについては、「MAHINAの新たな才能が開花した」と語りました。
母親の視点から語られるMAHINAの人物像は、多面的で、より深くMAHINAを理解する上で重要な情報ではないでしょうか。
仲間との絆
オーディション期間中、共に切磋琢磨してきた仲間たちと手紙を交換し、互いの絆を確かめ合いました。
MAHINAは、手紙の中で「デビューしたい気持ちは強く持っているけれど、それと同じくらいみんなと過ごす時間が過ぎていくのが寂しい」と正直な気持ちを吐露しました。
また、「カメラロールにみんなの写真が増えていくのがとても幸せで、共に過ごす時間の中で、家族のような存在になっていくようだった。毎日が本当に楽しかった」と、仲間たちへの感謝の気持ちを率直に表現しました。
これらの言葉からは、MAHINAが仲間たちとの間に育んだ深い絆 が感じられ、彼女の人間性の温かさが伝わってきました。
クリスマスパーティーでの素顔
クリスマスパーティーでは、お互いのことをどれだけ知っているかクイズ大会で競い合い、素の自分をさらけ出しました。
MAHINAは、オンニが「私の身体のどこかに普通の人では出っ張ってない骨があります」というクイズを出題した際には「鎖骨」と答え、見事正解しました。
MAHINAは、パーティーでのお祝いメッセージで「1月11日、Kアリーナではみんなの思いだったりとか、魂のこもった作品がたくさんあるので、目を離さず1人1人の表情をよく見てください」とコメントしました。
これらのエピソードは、MAHINAの素顔と、メンバーとの親密な関係性を示すものでした。
最終審査の結果とグループ「HANA」の誕生
最終審査の結果、MAHINAはCHIKA、NAOKO、JISOO、YURI、MOMOKA、KOHARUと共に、ガールズグループ「HANA」としてデビューすることが決定しました。
グループ名「HANA」には、「困難を乗り越え、美しく咲き誇る花、棘があっても華やかに咲く花、繊細ながらも力強く生きようとする花」という意味が込められています。
このグループ名は、オーディションを通して成長し、それぞれの個性を輝かせたメンバーたちを象徴しています。
「HANA」というグループ名には、メンバーたちの強い意志と、未来への希望が込められています。
出典:モデルプレス
まとめ
MAHINAは、No No Girlsオーディションを通して、未経験のラップに挑戦し、クリエイティブな才能を開花させました。
また、仲間との絆を深め、精神的にも大きく成長しました。
初期段階では、自身の未熟さを感じていたMAHINAですが、3.5次審査でのラップへの挑戦を機に、その才能を大きく開花させていきました。
彼女の成長は、多くの人々に勇気と感動を与えたことでしょう。
MAHINAのNo No Girlsでの軌跡は、才能は努力によって開花し、困難を乗り越えることで人は成長できるということを教えてくれました。
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