【実体験】放課後等デイサービスや児童発達支援のセルフプランの書き方

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こんにちは。

本記事では、「サービス等利用計画書」のセルフプランについて紹介しています。

この記事を読んでいただき、実際のセルフプランの参考にしていただけると幸いです。

「サービス等利用計画書」セルフプランとは

児童発達支援や放課後等デイサービスの福祉サービスを利用する際に必要となる書類です。

「サービス等利用計画書」とは、障がいを持つ子どもの具体的な支援の計画案のことです。

「サービス等利用計画書」セルフプランには、「利用者の氏名」、「利用者の希望する生活」、「困っていること」、「困っていることをどのように解決するか」、「週刊計画表」などを利用者や利用者の家族等が記載します。

また、「サービス等利用計画書」セルフプランを利用せず、

指定障害児相談支援事業所で相談支援員と面談し書いてもらうことも可能です。

そのメリットやデメリットについては後述します。

「サービス等利用計画書」セルフプランを作成するメリット

「サービス等利用計画書」セルフプランを作成するメリットは、

通所受給者証をもらえるまでの期間が短くなる

家族の希望をきちんとプランの中に反映することができる

子どもの状態を客観的に把握することができる

等です。

以下具体的に解説をしていきます。

通所受給者証をもらえるまでの期間が短くなる

仮に指定障害児相談支援事業所で相談支援員と面談し書いてもらう場合

指定障害者相談支援事業所を自分で探し、

面談の予約を取らなければなりません。

すぐに面談をしてくれる事業所はあまりなく、

それだけで月単位の期間がかかってしまいます

また、面談は基本的に保護者と対象のお子さんを連れて行います。

そこでも日程調整が必要になってきます。

一方、セルフプランの場合は、

セルフプランを書いて担当窓口に提出するだけなので、

実質「セルフプランを書く時間」だけで済みます

家族の希望をきちんとプランの中に反映することができる

指定障害児相談支援事業所で相談支援員と面談し書いてもらう場合

相談員と面談をして記載内容を決定していきますが、

面談の場で直接相談員が利用計画書を書いていくわけではないので、

面談でどのくらい相談員に困っていることや希望する生活などが伝わっているかは、

残念ながらわかりません。

結局のところ、

利用計画書が出来上がってみて、

十分に伝わっていなかったとか、

利用計画書に書かれていることが違ったとか、

トラブルになりかねません。

一方、セルフプランの場合、

誰かに伝える作業は必要はなく、

書いた内容が、

利用計画書となるので、

そのようなトラブルになることはありません。

子どもの状態を客観的に把握することができる

セルフプランを記載するにあたり、

お子さんの「困りごと」や「どのようにしたらその困りごとが解決できるか」等

必然的に考えることになります。

考える過程を通じで、

今までは「なんで〇〇だったんだろう」と思っていたことが、

「〇〇すればいいんだ」と客観的に考えられるようになることが多くあります。

日常生活でも、「〇〇」をしていけば、お子さんの成長の一助になることは間違いありません。

「サービス等利用計画書」セルフプランを作成するデメリット

「サービス等利用計画書」セルフプランを作成する最大のデメリットは、

自分でプランを考え、それを文字にして計画書にかかなければならないことです。

「サービス等利用計画書」セルフプランの記載項目と記載例

名古屋市の「サービス等利用計画書」セルフプランを基にしますが、

各自治体で若干の記載項目のニュアンスは違いますが、

書く内容はほぼ同じです。

主な記載項目は、

希望する生活およびそのために必要な支援

困っていること

提供される福祉サービスの利用により解決される内容及びそれまでの期間

サービス提供事業者に配慮してほしいこと(サービス提供をするうえでの留意事項)

週間計画表

です。

以下1つずつ私の子どもの実例を交えて解説をしていきます。

希望する生活およびそのために必要な支援

お子さんがどのような生活をしてほしいのかを想像し、

そのために必要な支援を具体化します。

私の子ども(小学4年)の例:

「規則正しい生活を送ってほしい」、「情緒的に安定した日々を送ってほしい」などが、希望する生活でした。
必要な支援は、「事業所においても時間を大切にした生活を送る」、「障がいを理解している職員が、本人の発達程度に寄り添い、事業所内での場や経験を通じて本人が様々な発見ができるよう支援する」
としました。

困っていること

日常生活での困りごとを具体化します。

私の息子の例:

「時間概念や金銭感覚がなく、規則的な生活ができず困っている」「言葉の使い方や伝え方を正しく理解できず、また語彙も少ないため、年齢相当のコミュニケーションがとれず困っている」

としました。

提供される福祉サービスの利用により解決される内容及びそれまでの期間

上記2つで具体化した希望した生活や困りごとが、児童発達支援や放課後等デイサービスを利用してどれくらいの期間でどのような方策を行ったら解決されるのかを記載します。

私の息子の例:

「自分が相手に何を伝えたいのか、相手が自分に何を伝えたいのかを集団の中や、療育者や他の利用者のかかわりを通じて、自分なりに整理できるようになる(長期目標2-3年)」
「SST等の療育プログラムを通じて少しずつ時間の概念化や金銭感覚の概念化が図れるよう支援を行う(中期目標2年)」

としました。

サービス提供事業者に配慮してほしいこと(サービス提供をするうえでの留意事項)

アレルギーや投薬がある場合はその内容、療育手帳の内容等、事業所に知っておいてもらいたいことを記載します。

私の子どもの例:

「自閉スペクトラム症及び注意欠如多動性障害のため、〇〇(薬の名前)を服用しています。」
「療育手帳所持 4度B判定(判定日:令和〇年〇月〇〇日)

としました。

週間計画表

週間計画表には利用したい曜日・時間・サービスの種類(児童発達支援なのか放課後等デイサービスなのか)・サービスの内容を記載します。

私の子どもの場合:

「月曜日から金曜日までは学校終了後から18:00まで」「土曜日と祝日は10:00~17:00まで」(曜日・時間)
「放課後等デイサービス」(サービスの種類)
「主に自立支援と日常生活の充実のための活動」(サービスの内容)

としました。

※この週間計画表を基に、利用日数が決定されます。利用日数を超えて事業所や施設を利用することができませんので、実際に利用する日数より、少し多めの日数を設定するようにしましょう。
(あくまでも計画なので、その通りに利用しなくでも全然問題はありません。)

最後に

いかがでしたでしょうか。

A4用紙両面に書かなければならないので、用紙をもらったときは抵抗があるかもしれません。

しかし、そんなに難しく書く必要はありませんので安心してください。

また、セルフプランを書くメリットもたくさんありますので、

私はセルフプランをおすすめします。

もしわからないことがあれば、各自治体の福祉担当窓口で教えてくれます。

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